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■ 究極のセレクトショップです。
スーパーマーケットは、店舗が大きければ大きいほど
品揃えが豊富になり、魅力的だと考えられがちです。
が、本当にそうなのでしょうか?
高齢者の方々からは
「広すぎて、目的の商品を見つけるのに苦労する」
「必要な商品を買い揃えるのに歩き疲れる」
という声があがっています。
若く健康な人達にとっては、品揃えの豊富さはとても
ありがたいことなのですが、お年寄りにはソレがかえって
大きな負担になっています。
我々が運営する移動スーパー「とくし丸」は軽トラックを
使用しています。
そのコンパクトな荷台に「これでもかっ!」と積み込んだ
商品は約1,000品目、約1,600点にもなります。
それでは「物足りない」と思うかもしれませんが、
ソレがそうでもないのです。
何故なら、「とくし丸」スタッフがおばあちゃんたちに
お薦めしたい商品ばかりを選りすぐり、荷台に搭載
しているからです。
そう、いわば「とくし丸」は、
究極の「セレクトショップ」でもあるのです。 |
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■ おばあちゃんのコンシェルジュを目指します。
食品販売だから、3日に1度の訪問を可能にしています。
お客さんは、皆さん「ウエルカム」の方ばかりです。
それどころか、「来てもらわないと困る」という
おばあちゃんもたくさんいます。
週に2回、直接顔を会わせて会話する。
その行為は実の息子さんや娘さん達よりも、ずっと頻度が
多い場合すらあります。
そして、そんな関係が数ヶ月以上続くと何がおこるか?
「とくし丸」の販売スタッフは、もはや実の子供か孫かと
勘違いするくらいの親しい関係になってきます。
高齢者の「要望」に何でも答える。
「とくし丸」の最終目標は、おばあちゃんたちの
「コンシェルジュ」です。 |
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■ 御用聞きでもあるのです。
週に2回、お家に訪問していると、度々
「次に来るときは、コレを持ってきて」
という声をいただくことになります。
それらのリクエストに最大限応えることで「とくし丸」は
「御用聞き」の役割も果たすことになるのです。
思いも付かない「レア」商品の要望もあったりします。
机上の「ネット・スーパー」に、高齢者は反応しません。
「とくし丸」は、ヒューマン・ネットワークを活用した
いわば「ヒト・ネット・スーパー」なのです。
そして昔には普通にあった「御用聞き」商売を、
「とくし丸」がもう一度、今の社会に復活させることに
なるのです。 |
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■ 売りすぎません、捨てさせません。
売上を上げることはとても大切なことですが、でも決して
「売りすぎる」ことだけはしない
よう心がけています。
大切なお客さんが、買いすぎて、食べきれなくて、
賞味期限を切らせて、食品を「捨ててしまう」。
そんなことだけは、絶対にさせないように。
だから「どうですか?」「買いませんか?」等の表現は
禁句です。
「今日は、コレを持ってきてますよ」
「コレが美味しいですよ」
という情報をお届けするだけにしています。
お客さんと末永く信頼関係を保つためにも、
「売りすぎない」ことは、とても重要なポイントです。
3日前に買ったはずなのに、また買おうとする場合、
まだ残ってないかをチェックして、場合によっては
「売り止め」することすらあり得ます。
その行為が、信頼関係に繋がって行くのです。 |
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■ 街の毛細血管となります。
徒歩圏マーケットといわれる半径300m圏内に、
生鮮3品を扱うお店が存在する人は、とてもラッキーな
立地に居住しているといえるでしょう。
我々があえてミニマムな軽トラックを使用しているのは
路地裏の細い道にも難なく入り込んで行くためです。
そして
「玄関先で開店する」
ということを基本にしています。
まるで「街の毛細血管」 となることで、
「コンビニよりコンビニエンス」 な「移動スーパー」
となり得るのです。 |
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■ 見守り隊、でもあります。
淡路島ではすでに洲本市・南あわじ市と
「見守り協定」を締結しています。
それによって、社会福祉協議会、地域包括センター、
ケアマネージャー、民生委員等との連携が図りやすい
立場となっています。
「見守り協定」は、ガス会社や電力会社、新聞販売店等
とも締結している場合が多いですが、我々のように、
週に2回、直接顔を合わせ会話するという、
濃密な関係にはなり得ません。
しかも対象者は、まさに「見守り」が必要と思われる
高齢者がほとんどを占めます。
だからこそ、とても重要な「見守り役」として役目を
果たすことができるのです。 |
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■ 個人商店と共存したい、と考えます。
町の中に、昔からある個人商店。
そんなお店にずっと営業を続けていただくために、あえて
「半径300m」 には、立ち入らないようにしています。
「徒歩圏マーケット」 といわれるそこに入り込むことで
個人商店の営業に負担をかけてはいけない、
そう考えて「300m ルール」を作りました。
もちろん、お客さん優先の視点から、
「要望があれば訪問する」ということにしています。 |
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